【トラベルズー編集部員が体験】旅好きなら1度はトライしてほしい、本格フライトシミュレーター

2025/07/24

旅行が好き、空港が好き、飛行機で出かけるのが好き…そんな人にぜひ体験してほしいのが「本格フライトシミュレーター」です。「ゲームセンターのカーレースゲームと変わらないのでは?」と思うかもしれません。実際、筆者も飛行機マニアではなく、ただの旅好きとして軽い気持ちで体験してみました。ところが、体験してみると想像以上の楽しさ。まさに目から鱗の体験で、パイロット訓練に興味が湧くほどでした。操縦の難しさを実感できるのはもちろん、飛行機に乗るときの見方もきっと変わります。

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■採用試験も行われるフライトシミュレーター専門店

2018年に羽田空港第1ターミナル内に開業した「THE HANEDA HOUSE」の奥に、フライトシミュレーター体験施設「LUXURY FLIGHT」があります。羽田のほか、中部国際空港(セントレア)にも店舗があり、航空機マニアにはよく知られた存在です。

筆者も「THE HANEDA HOUSE」について調べる中でこの店舗を知り、初めてのフライトシミュレーター体験に挑戦することに。ちょうど外資系航空会社の採用試験が行われていた日で、ここで本格的な選考が行われていることに驚きました。

■体験は15分3,850円~と手頃な価格

フライトシミュレーターというと高額なイメージがありましたが、東京周辺の施設と比較しても「LUXURY FLIGHT」はリーズナブル。気軽にトライできるフライト体験プラン「15分コース(モーション無)」(料金3,850円)にチャレンジしました。

料金は、フライトシミュレーターを体験する時間や、離陸時の“加速G”や接地の衝撃なども感じられる「モーション」の有無により異なりますが、今回体験した「モーション無」でも臨場感は十分。子ども向けの価格設定もあるため、パイロットに憧れる子連れの利用で夏休みや土・日曜はとくににぎわうそうです。

■AIRBUS A320で羽田発着をリアルに体験

筆者が体験したのは、ANAやPeachなどが導入している機材「AIRBUS A320」。操縦桿の重さやコックピットのスイッチ音、計器の表示など、本物と同様の仕様で、リアルな操縦感覚を味わえます。15分コースでは、羽田空港を離陸し、東京スカイツリーや東京ディズニーランド(R)上空を経由して再び羽田に着陸するフライトを体験。褒め上手なプロのインストラクターが同乗し、離着陸や旋回など、難しい操作はしっかりサポートしてくれるので安心です。

コックピットの狭さやスイッチの多さには圧倒されましたが、正面に広がる景色は驚くほどリアル。のんびりしていると高度が下がってしまうなど、操縦桿の微調整も必要で、ゲームとはまったく違う本格的な緊張感があります。最終的にはインストラクターのサポートを受けながら無事に羽田へ着陸できました。

■毎週訪れるリピーターや現役パイロットも利用

インストラクターによると、航空ファンはもちろん、現役パイロットの利用も多く、趣味の域を超えた“本気”の体験が求められているそうです。予約は3か月前から電話やメールで受け付けており、とくに子どもの長期休みの時期や週末は混雑するため、早めの予約が安心です。

店内では、航空会社のロゴ入りスウェットや滑走路をモチーフにしたグッズなど、航空ファン必見のアイテムも販売されています。

体験から1週間後、実際に国内線に搭乗しましたが、これまでとは違う視点で機内を楽しめました。操縦桿の位置やスイッチの音など、体験と照らし合わせながらフライト中もワクワク。旅や航空機が好きなトラベルズーメンバーは、ぜひこの夏、フライトシミュレーターで新たな旅の楽しみを発見してみてはいかがでしょうか。


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※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。一部、トラベルズー編集部撮影画像を含みます。

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