『セルリアンタワー東急ホテル』ラウンジ&エグゼクティブ客室宿泊レポート…トラベルズー限定1室3.3万円バウチャーを利用してみました

2023/06/14

トラベルズーメンバーからの支持が厚い、宿泊者専用のホテルラウンジ滞在付きプラン。編集部にも“ラウンジ通”が数名おり、国内外のホテルについて「あのホテルのラウンジが良かったよ!」「リニューアルしたあのラウンジ、行きました?」なんて会話が飛び交っています。

しかしながら、かくいうわたし…、もっぱら温泉旅館派なんです。「旅のプロ」が集まる編集部に身を置くにもかかわらず、ラウンジを利用したのは海外旅行の際に一度だけ。

そこで一念発起。トラベルズーメンバーのうち、購入後実際に宿泊した118件中100%が「満足しました」と回答している脅威の宿泊バウチャーを使って、『セルリアンタワー東急ホテル』に泊まってきました。ラウンジ体験に乏しい旅人はうまくチェックインできたのか?ラウンジのフードプレゼンテーションは楽しめたのか?そして、どんな客室でどのように過ごしたのか…、まるっとレポートします!


■4.5星『セルリアンタワー東急ホテル』のラウンジをフル体験

わたしが購入したのは、トラベルズーが販売中の宿泊バウチャー(11/22販売終了)。渋谷駅から徒歩約5分の場所に佇む4.5星『セルリアンタワー東急ホテル』のエグゼクティブフロアに滞在し、宿泊者専用のエグゼクティブラウンジを利用できるプランです。客室はエグゼクティブフロアのダブル、キング、スーペリアキング、スーペリアツインから同額で選択でき、今回はスーペリアツインを選択。12/22までの日~金曜の指定日を対象に、1泊朝食付きプランが1室2名分33,000円というお値打ち料金でした。宿泊前にリサーチしたところ、同客室泊プランで1名あたり2万円未満で宿泊できるのはトラベルズーだけ。公式サイト等で全国旅行支援を適用できるプランを見ても、今回の宿泊バウチャー料金である1名あたり16,500円はバツグンのお得度と言えます。

【宿泊バウチャーチェックポイント:購入時】
トラベルズーで宿泊バウチャーを購入後、クーポンに表示されているURLから客室、宿泊日時を指定し、予約確認画面で「クーポン」番号を入力しました。

35階 エグゼクティブラウンジのレセプション。ロビー階から35階へ直行すると、都内西側をぐるっと見晴らすエグゼクティブラウンジがありました

--チェックイン&ティータイム

ラウンジ利用に慣れていないため、チェックインにすら緊張するわたしでしたが、ロビーカウンターでラウンジ利用のプランで予約している旨を告げると、35階ラウンジでのチェックインへ直行できました。

【宿泊バウチャーチェックポイント:チェックイン時】
購入したバウチャーの案内に従い、クーポン画面をプリントアウトしたA4用紙とQRコードが表示されているクーポン画面のスクリーンショットをスマートフォンで用意しました。

南北に長く、テーブル席や窓側のソファ席、1人用のカウンター席、ついたての奥にある“隠れ家”のようなソファスペースなど、同行者や滞在シーンに応じて選べる席が複数あり

チェックインはウェルカムドリンクをいただきながら。チェックインの14時より少々早く到着してしまいましたが、テーブル席に案内いただきホッと一息。青く晴れた空と東京の街並みを眺め、一服しながらのんびりチェックインできるのは高層階にラウンジを持つこのホテルならではの特徴と感じます。

チェックイン時の説明によると、宿泊者はフィットネスクラブ(18歳以上限定)の利用も無料。水着やスイミングキャップなど、レンタル品の用意もあるとか(レンタル品は別料金)。宿泊日数分の駐車券が付くほか、ロビー階にあるビジネスサロン内のミーティングルームも1日2時間まで無料で利用できるのも“VIP”なサービスで心が躍ります(使えばよかったな…)。

エグゼクティブラウンジの北側には1名用のカウンター席あり。テーブルには備え付けのコンセントがあり、ヘッドフォンを着けながら作業する人の姿がありました

--甘党も“食事派”も納得のアフタヌーンティータイム

ラウンジでは朝食、アフタヌーンティー、カクテルタイムを含む1日3回のフードプレゼンテーションと、各プレゼンテーションの合間にあるティータイムを利用でき、営業時間中なら何時に訪れてもドリンクと絶景を一度に味わうことができます。利用は13歳以上限定。

到着時はティータイムでしたが、間もなく14時からはアフタヌーンティータイムということで客室には向かわず、仕事をしながらラウンジに待機することに。時間になると、レモンカスタードを添えられるスコーン、一口サイズのリンゴのムースとフルーツタルト、カルピスパンナコッタといったスイーツのほか、胡瓜がパリパリと新鮮なタマゴサンドやキッシュなどのセイボリーが勢揃い。個包装で提供されていた、1804年に芝で創業した老舗「松崎煎餅」の瓦せんべいや海苔せんべいは海外からの宿泊者にも人気で、お皿に取り分けて席へ持ち帰る姿を目にしました。

アフタヌーンティー。思わずおかわりしたのが、写真左のキッシュ。次々に補充されていくほど人気だったのはフルーツタルトでした

ドリンクはコーヒー専門会社「ミカフェート」セレクション、TWGの紅茶、3種のハーブティーやソフトドリンクと充実のラインアップで、ラウンジの営業時間中は通しでオーダーし放題。アルコールが得意ではないわたしにとって(飲みそうだよね、と言われますが全くその逆で…)、ノンアルコールドリンクが30種類以上用意されているのは嬉しいポイント。甘さと塩気の“ループ”は底なしの至福感をもたらし、永遠にラウンジに居座ってしまうところでした。

--最も賑わうカクテルタイム、自慢はシャンパン2種ラインアップ

客室で仮眠をとったのち、17時からはカクテルタイムを体験するため再びラウンジへ。明るい陽射しが差し込む昼間の様子から一転、照明が落とされムード満点のラウンジはしっとりとした雰囲気で、女性ペアやご夫婦、若いカップルや男性グループらで賑わっていました。

日本酒にあう「青ゆずごま豆腐」、ワインと合わせるのにぴったりなサーモンやチーズ、サラミが並ぶカクテルタイム。こっくり甘いポテトがたっぷりのグラタンは絶品でした…(2度おかわりをしました)

この日選択できたフリーフロードリンクは、日本酒とシャンパン(スパークリングワインもあり)、赤ワイン、白ワイン、ビールの4種類。日本酒は、山梨銘醸の「七賢」スパークリング「山ノ霞」と、石川の車多酒造が誇る看板酒「天狗舞」の山廃仕込み純米酒が用意されており、フィンガーフードコーナーの「青ゆずごま豆腐」が“アテ”にぴったり。シャンパンは「ポメリー ブリュット ロワイヤル」と「シャルル ラフィット ブリュット 1834」の2種類あり、ラウンジスタッフの方いわく「都内ラウンジのなかでもシャンパンを2種、フリーフローで置いているホテルは珍しい」とか。40階のバーを担当するソムリエによるこだわりのチョイスだそうです。渋谷区観光協会とCOEDOビールが共同開発したクラフトビール「渋生」は柑橘系の香りが強く、ビールの苦みが得意でない場合でもスイッと飲めてしまうほど。

アフタヌーンティーの時間帯と比べるとカクテルタイムは多少混雑し、窓側の席は空きが少ない状況。わたしはシャンパン1杯と「渋生」を愉しんだのち(調子にのって多少千鳥足…)、渋谷へ〆のディナー&街歩きに繰り出しました。

窓際のソファ席はプライベート感があり、気兼ねなくゆったりしたい場合に選びたいところ。席には限りがあるので、早めもしくは時短帯をずらした利用が良さそうです

--初めての場合は悩む?ラウンジ朝食orレストラン朝食

ラウンジを利用するとなったとき、最後まで悩みに悩んだのが朝食場所をどちらにするか。ラウンジ朝食も気になるけど、クチコミ評価が高いガーデンキッチン「かるめら」での洋食ブッフェも捨てがたい。日本料理「Japanese Cuisine 桜丘」での和定食も味わってみたいし…。編集部のラウンジファンからは、「温かい料理を食べたいなら迷わずレストラン」とのアドバイスもあったのですが、ラウンジの朝食も体験してみたいのです。

そんな食欲爆発、かつラウンジ慣れしてなさが溢れ出る悩みを相談したのが、ラウンジスタッフのAさん。どちらがいいでしょうか…と正直に伝えると、「洋食でしたら、レストランで召し上がっていただいたあと、ラウンジでコーヒーやお茶をお愉しみいただくのはいかがでしょうか?」とのこと。そうか…その手があったか…!その提案に勇気づけられ、当日は「かるめら」で洋食ブッフェを存分に愉しんだあと、ラウンジに向かい食後のフルーツとヨーグルトを食べながら紅茶で一服しました。

(左)ラウンジでの朝食。デニッシュ類が豊富(右)ガーデンレストラン「かるめら」での朝食。搾りたてオレンジジュースは目が覚める一杯

レストランでの洋食ブッフェは、じんわりと体があたたまるミネストローネスープや温製料理、アップルソースと合わせて食べる厚切りのハム ジャンボン ブラン、丸々2個は使われているだろう搾りたてオレンジジュース、ホテル特製のビーフカレーなど、朝から食欲が湧き上がる料理が勢揃い。ラウンジ朝食は冷蔵ケースのなかにヨーグルトが用意されていたり、洋食レストランと比較するとビッグサイズのデニッシュやベーグルがあったりと、充実のコンチネンタルスタイルでした。


■ラウンジと客室、どちらで過ごすか迷うところ

滞在したのは「エグゼクティブフロア」のスーペリアツイン。

宿泊した「エグゼクティブフロア スーペリアツイン」。眺望は向かって右手に東京タワー、左手に渋谷駅エリア。2日目の朝には筑波山も見えました

ラウンジがみなとみらいから八王子、埼玉方面を見晴らしていたのに対し、滞在した客室はちょうど反対の東側を向いており、窓の外には展望施設「SHIBUYA SKY」のある「渋谷スクランブル スクエア」や2020年に開業した「ミヤシタパーク」、東京タワーを望むシティビュー。窓際のソファは、国立競技場の向こうに筑波山も見晴らす“特等席”でした。

(左)昼の眺望。ビルの工事現場を眺められるのは今だけの“限定ビュー”です(右)夜の眺望。東京タワーがろうそくのように輝き、眠りに落ちるまでその美しさを存分に愉しむべく、カーテンを開けたまま眠りました

エグゼクティブフロア宿泊者が受けられるターンダウンサービスでは、フランスの高級チョコレートブランド「ヴァローナ」のショコラが2枚とミネラルウォーターのサービスが。客室には、バスローブやロクシタンのアメニティ、クレンジングや化粧水などが入ったホテルセレクトのレディースセット、バスソルトに加え、上下セパレートタイプのルームウェアが用意されていました。

エグゼクティブフロア スーペリアツインのアメニティや客室サービス、ターンダウンサービスなどの様子

バスルームはバスタブ&シャワースペースとパウダールームが独立しており、ゆったり利用可能。バスタブは「足を伸ばして入れるな~」と喜んで体を沈めたところ、その広さから意図せず「寝湯」状態になるほどのビッグサイズ(身長151cmの体験談)。バスタオルは重さを感じるほどしっかりとしており吸水性もよく、贅沢なバスタイムが過ごせました。

2台あるベッドのうち、片方の枕横にはBOSEのスピーカーあり。ブラインドとカーテンは自動で開閉できます

ラウンジアクセスが付くフロアに滞在した場合、悩みどころは客室とラウンジ、どちらでより長く過ごすのかということ。ラウンジのフードプレゼンテーションを優先すると客室での滞在時間が短くなってしまうし、客室にこもるとラウンジサービスを満喫できない。そんな贅沢な迷いが発生しそうです。わたしにはその利用バランスを調整するのが難しかったのですが、ラウンジファンは「カクテルタイム優先」「夕食はルームサービス」などの選択肢を持ち、プランに振り回されずラウンジは自分が利用したい時間帯を狙って利用しているのだとか。わたしもその域に達したいものです。

【宿泊バウチャーチェックポイント:チェックアウト時】
ラウンジチェックアウトを利用しました。宿泊代金はバウチャー購入時に支払い済みで、現地での追加サービス利用もなく追加清算は不要だったので、東京都の宿泊税のみ支払いチェックアウトしました。


温泉がない分、ホテルではどう過ごしたらいいのかわからなかったわたし。ところがラウンジを一度体験してみると、普段は温泉旅館で“おこもり”している人にこそおすすめしたい内容であることが判明。特に『セルリアンタワー東急ホテル』のエグゼクティブラウンジはその建物以西に高層ビルがなく遠くまで見晴らせる絶好のロケーションを誇り、アルコール派もノンアルコール派も満足できるフードプレゼンテーションとドリンクラインアップの豊富さが特徴的。眺望と滞在の質、そして丁寧かつあたたかなサービスを求める旅人におすすめしたい内容でした。

刻一刻と表情を変える景色を眺め、せわしない毎日から切り離された非日常空間で良質なティータイムやカクテルタイムを過ごす、ラウンジ利用というホテル滞在スタイル。次はどこに行こうかな…と考えましたが、今回の宿泊バウチャーは11/22まで販売中。早くもリピートしたい気持ちでいっぱいです。
※11/22、宿泊バウチャーの販売は終了しました。


Aki Sato:
東北出身。旅行業界経験後、Webニュースの編集者を経てトラベルズー編集部へ。持ち前の食い意地を生かし「ひとり旅」と「ひとりランチ」に挑戦中…だったのですが、最近身体を壊し、ライフスタイルを根本から見直すことに(涙)。お気に入りの都内ブッフェは『浅草ビューホテル』の「スカイグリルブッフェ 武蔵」。好きなものは落語・講談。ここ数年は祖父母との共通言語である大相撲と浪曲も勉強中です。


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。フードプレゼンテーションやドリンクの内容、営業状況は宿泊日や状況、時季によって異なる場合があります。
※記事内の「4.5星ホテル」などのホテルランクはホテル予約サイト「Expedia」を参照しています。
※写真はイメージです。トラベルズー編集部撮影画像を含みます。

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