トラベルズー調べ “その良さはいかほどか”プレエコの魅力

2020/03/10

今まで海外旅行でエコノミークラスは体験したことがある、ビジネスクラスも体験済み、またはその良さは十分わかる。でも、その中間のプレミアムエコノミークラスって実際どうなの?という気持ちがありませんか? その気持ちを解決するべく、トラベルズー編集部が日系のANAとJALの2つの会社で通称“プレエコ”と呼ばれるクラスを比較検証しました。

一番気になるシートは?

搭乗クラスで一番気になるのは、そのクラスを体験している時間が最も長いシート。果たしてエコノミークラスとどう違うのか?

ANAのプレミアムエコノミーを検証

まずはANAから比較検証。機材によってシートは異なるため、ここではB787-9機材を利用した場合にて。

  • シートピッチ
    【エコノミークラス】

    前後のシートピッチは約86cm。そもそも格安航空会社(LCC)の一般的なシート幅は大体約74cmなので、エコノミークラスでもゆとりの広さ。実際に搭乗した編集部員も、足元が広くて驚いた経験あり。
    【プレミアムエコノミークラス】
    前後のシートピッチは約97cm。エコノミークラスと比べて約11cm広いということに。この11cm、実際にシートに座ってみた感想は、“11cmという数字をなめていた”と感じるほど足元にゆとりを感じる広さです。なお、97cmは大体シングルベッドの横幅位なことを考慮すると十分な広さがわかるのでは? さらに、シートのクッション性がエコノミークラスより高く感じたのもポイントでした。
  • シート設備
    【エコノミークラス】

    9インチタッチパネル式液晶モニター、PC電源、フットレスト、USBポート、オーディオジャック、ヘッドレストなどが備わっており、このままでも十分な快適性がありますが、果てしてプレミアムエコノミーは。
    【プレミアムエコノミークラス】
    エコノミークラスに比べて設備がグレードアップまたは追加。なかでも編集部員がとくに注目したのはレッグレスト、パーソナルライト、PC電源。レッグレストを利用してふくらはぎ部分を支えられることでよりゆったりと体を楽にシートに預けられたほか、パーソナルライトは天井ではなくシート横から伸びており、自由に確度を変えられるため隣の人を気にせず深夜のフライトも快適。さらにPC電源は座席先方ではなく自身が座るシート側の手すり部分に。座席前方の電源でコードと雑誌、その他ドリンクなどがからまったことがある人も心配不要な設計がされています。

ANAのプレミアムエコノミークラス詳細はこちら

JALのプレミアムエコノミーを検証

次はJALを比較検証。機材によってシートは異なるため、ここではJALが「新・間隔エコノミー」と呼んでいるエコノミークラスの「JAL SKY WIDER」が採用されているB777機材を利用した場合にて。

  • シートピッチ
    【エコノミークラス】

    前後のシートピッチは約84~86cm。ANAとほぼ同じシートピッチとなり、やはり日系2社は格安航空会社(LCC)と別格であることがわかります。なお、JALは航空サービス格付会社「スカイトラックス」により、3年連続で世界No.1エコノミークラスシートの証である「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」賞に選出されています。
    【プレミアムエコノミークラス】
    前後のシートピッチは約107cm。エコノミークラスと比べて約21~23cm広いということに。実際にシートに座ってみるとと、前のシートの下に手荷物を置いてなお、足元にゆとりを感じました。さらに、このシートは“前の座席が倒れてこず、自身のシートも後ろの席に倒れずリクライニングが可能”なのもポイントでした。
  • シート設備
    【エコノミークラス】
    10.6インチタッチパネル式液晶モニター、PC電源、オーディオジャック、ヘッドレスト、ペットボトルホルダー・小物入れネット、スマートフォンホルダーなどが備わっています。感じたのは、座席上部の手荷物入れ以外で使用するスマートフォンなどの小物を整理して置ける設計は好印象です。
    【プレミアムエコノミークラス】
    ANAと同様にエコノミークラスに比べて設備がグレードアップまたは追加。なかでも編集部員がとくに注目したのは、やはりふくらはぎ部分を支えられるレッグレストのほか、3段階に調節可能なフットレスト、隣席と簡易な仕切りができるセンターディバイダー。長時間のフライトで足の位置を調整したくなった経験がある人にとって、調整できるフットレストはありがたい存在ではないでしょうか。また、頭~顔の箇所に隣席との仕切りを入れられるので、人目を気にするストレスが緩和できるのもポイントです。

JALのプレミアムエコノミークラス詳細はこちら

昔のビジネスクラスと比べてほぼ同等!?

最近のビジネスクラスはフルフラットシートが多いものの、1990年代に活躍したビジネスクラスシートはフルフラットにならず、リクライニングの角度も浅いものでした。その時代のビジネスクラスシートと比べて両社のプレミアムエコノミークラスシートは遜色無い内容(またはそれ以上)となっており、現在のプレミアムエコノミーは旧ビジネスクラスと言っても過言ではないことがわかります。

実はシート以外にも注目すべきポイントあり

シート内容に目が行きがちなものの、それ以外のサービスも注目ポイント。実はビジネスクラスと同様のサービスを受けられるものもあります。各航空会社や路線によってサービスは異なるものの、例えばこんなサービスが(実際のサービスは航空会社HPよりご確認ください)。

  • 空港ラウンジ
    ビジネスクラスと全く同じ空港ラウンジを利用することが可能。落ち着いた専用エリアで出発前に軽食やアルコール含むドリンクを愉しめます。
  • 専用チェックイン&優先搭乗
    空港でエコノミークラスとは異なる専用カウンターでチェックインができるため、比較的スムーズにチェックインができるほか、ゲートでファースト、ビジネスクラスの次に搭乗ができるのもポイントです。
  • 機内食、ドリンク
    エコノミークラスの機内食に加えて有名企業とコラボした軽食やスナック、オリジナルのパンなどが提供されるほか、最も注目すべきはドリンク。シャンパン(またはスパークリングワイン)、日本酒、焼酎など一部ビジネスクラスにも提供されるものも提供されます。
  • アメニティ
    エコノミークラスのアメニティに加えて保湿マスクなどが追加されているものもあり。また、機内で利用できるヘッドホンが簡易なものではなく、国内メーカー産のノイズキャンセリングヘッドホンになるものも。これはエンターテインメントを楽しむうえで、エンジン音やほかの人の会話などで音があふれている機内の快適さを一段上にあげてくれるサービスです。

ビジネスクラスと比較したお得感

内容の良さはわかったけれど、重要なのはお得感。旧ビジネスクラスとも言えるプレミアムエコノミークラスの運賃をビジネスクラスの運賃と比べてみました。

  • 成田~ハワイ間 往復プレミアムエコノミークラス運賃(5月某日発):110,000円(燃油・諸税別)
  • 成田~ハワイ間 往復ビジネスクラス運賃(5月某日発):200,000円(燃油・諸税別)

差額は90,000円で、ビジネスクラスと比べて45%も旅費を抑えらえれる結果に。また、昔のビジネスクラスの運賃は非常に高額だったため厳密に比較はできないものの、旧ビジネスクラスにお得に搭乗できるという考え方もできます。

検証総括

  • シート:旧ビジネスクラスと同等と言っても遜色ない広さ、設備内容
  • サービス:一部ビジネスクラスと同じ&エコノミークラスよりランクアップ
  • お得感:ビジネスクラスと比べて45%も旅費を節約可能(成田~ハワイ線、5月某日発調べ)

ここまで充実した内容でお得に乗れるプレミアムエコノミーを体験してしまったら、もうエコノミークラスには戻れないかも?


プレエコ特集はこちら


Keisuke Sato:
ミッキーのパーカーがよく似合う?元クルーズ添乗員の雨男。趣味は日々一喜一憂ビットコインと猫動画。ようやく祝結婚。


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。

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