帰国直後のスタッフが伝授 カジノだけじゃないマカオ 街歩きガイド【旅行のエキスパートシリーズ】

旅行を計画する際のお悩みに、旅行のエキスパートが集うトラベルズー編集部スタッフが応えます。「ホテルはどこに泊まればいいの?」「定番ではない穴場はどこ?」「おすすめのお店は?」…などなど、おさえておきたい耳より情報が満載です。今回は、香港マカオの旅から帰国したばかりのスタッフに、マカオの楽しみ方を聞きました。
【この人に聞きました】Kaori Miyajima
ほぼ月に1回は国外に飛び出している、トラベルズー編集部で最もフットワークが軽い海外旅行の達人。仕事にプライベートに、20年以上、海外を飛び回ってきた“渡り鳥”のような存在です。旅慣れた海外旅行の上級者向けに、定番ではない、一歩先行く旅のヒントを紹介しています。旅先で撮影する写真は1日あたり数百枚。記憶にも記録にも残る1枚を撮影できる場所探しも得意です。
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Q、なぜマカオ旅行を計画したのか?
A、最初は「香港と似たような街かな…」というくらいのイメージしかありませんでした。ところがSNSで目に飛び込んできたのは、絵本のようにカラフルな街並みと、豪華なのにリーズナブルなホテル。そして今年いっぱい、マカオ観光局が「香港〜マカオ間の移動無料」キャンペーンを実施しているという情報を知り、心が一気にマカオモードになり、「今、行かなければ!」となりました。
Q、マカオと聞くと、カジノのイメージ。カジノ以外のマカオの魅力は。
A、カジノに足を踏み入れなくても、マカオは十分に魅力的です。街はポルトガル統治時代の名残も色濃く、パステルカラーの西洋建築の間に、漢字の看板や仏教寺院から立ち上るお線香の煙が漂う――そんな不思議で美しい光景が広がります。グルメも格別で、中華とポルトガルが融合した「マカニーズ料理」は、ここでしか味わえない独特の香りと味わい。とくに新鮮なシーフードは絶品でした。
Q、どの国を訪れた人なら、マカオの旅も気に入りそうか。
A、長期休みは取れないけれど、ヨーロッパの空気を感じたい人にはぴったり。時差はわずか1時間、フライト時間も短く体に負担がありません。プール付きのリゾートホテルや大型エンタメ施設「スタジオ・シティ」もあって、子連れ旅にもおすすめです。
Q、マカオで買ったものを教えてください。マストバイな一品は?
A、マカオは中国テイストとポルトガルテイスト、両方の魅力が詰まったお土産天国。伝統銘菓「杏仁餅(アーモンドクッキー)」は素朴で優しい甘さ。有名な「豚肉乾(ポークジャーキー)」や焼き立てのエッグタルトは、日本には持ち帰れないので現地でぜひ味わってほしいです。
※編集部注:検疫の都合上、海外から持ち込んではいけないとされている肉製品や果物などについては、動物検疫所・植物防疫所のWebページで確認してください。
また、アズレージョ(白と青の絵付けが美しいポルトガル伝統のタイル)柄のグッズがかわいくて、マグネットやコースター、鍋敷きなどかさばらないものをたくさん買ってしまいました。ノートやポーチなどおしゃれな雑貨もたくさん見つかりますよ。
Q、マカオで宿泊したホテルを教えてほしい。なぜそのホテルを選んだのか、その理由も知りたい。
A、泊まったのは『ロンドナー グランド ア ラグジュアリー コレクション ホテル マカオ』。2024年にオープンしたばかりの新しいホテルで、5つ星なのに比較的手頃な価格が魅力でした。
館内は英国モチーフの装飾で彩られ、目の前にはロンドンタワー。周辺には『パリジャン・マカオ』や『ヴェネツィアン・マカオ』などのホテルもあり、まるでロンドンとパリとヴェネツィアを一度に旅したかのような非日常を味わえます。部屋からエッフェル塔を望めるうえ、ロンドン風の滞在が叶うホテルはマカオでここだけだと思います。
Q、マカオだけではなく、ほかの国と合わせた旅を計画するならどういったプランが考えられるか。
A、一番おすすめは香港とのセット旅。東京からマカオへの直行便もありますが、往路は現地に夜到着&復路は現地を早朝に出発する便が多く、滞在時間が限られるのが難点。その点、香港経由ならフライトの選択肢が豊富で、旅程の自由度が一気に広がります。
さらに、2025/12/31まで、香港からマカオへの移動が無料になる「フライ・トゥー・ユー・マカオ」キャンペーン(トラベルズーの記事にリンクします)を実施中。まさに効率とコスパを兼ね備えた、旅上手のための裏ワザルートです。
Q、マカオのフォトスポットを教えてほしい。
A、『ロンドナー グランド ア ラグジュアリー コレクション ホテル マカオ』は館内すべてが撮影スポット。エリザベス女王の馬車やシノワーズ柄の巨大なティーカップなど、どこを切り取っても映えます。『ウィン・パレスホテル』では、夕方からのゴージャスな噴水ショーを無料ゴンドラから撮影できるチャンスもあり。旧市街では、カラフルな歴史的建築が並ぶ「セナド広場」や世界遺産「聖ポール天主堂跡」が外せません。
※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。一部、トラベルズー編集部撮影画像を含みます。