11年後のホテル選び

2021/08/25

2024年のパリオリンピックについて語ったShihokoがトラベルズー編集部イチのフランス好き編集部員なら、わたしはトラベルズー編集部イチのオーストラリア&ニュージーランド好きの編集部員(初めて聞いたぞ、という声も聞こえてきそうだけど…笑)!好きが高じて、オーストラリア政府観光局が実施する「オージースペシャリスト・プログラム」の認定も受けました。

そんなオーストラリア好きなわたしにとって、11年後の2032年ブリスベンオリンピック・パラリンピックは今からワクワクが止まらない一大イベント。現地での観戦を願って、今から「どこのホテルに泊まろうかな?」なんて悩んでいます。ちょっと気が早いですが、今回はブリスベンのホテル事情をお届け。11年後のホテル選び、今から始めてみませんか?Ausie, Ausie, Ausie, Oi, Oi, Oi!


■季節が逆転、時差1時間…ブリスベンってどんなところ?

オーストラリア大陸のうち、西オーストラリア州の次に大きな州・クイーンズランド州の南東に位置する州都。年間300日は晴天に恵まれ、一年を通して温暖な気候が特徴です(その分、水不足が課題でもあるので、滞在先でのシャワー利用には配慮したいですね)。日本との時差は1時間。南半球にあるため季節は日本とは真逆で、6~8月は冬、9~11月は春にあたり、開催期間中の7~9月はちょうど季節が移り替わるころ。例年通りであれば、平均気温は20度前半台となるでしょう。

リゾート地としては、ブリスベン南東にありサーファーズパラダイスを擁するゴールドコーストと、ブリスベンから北へ車で約1時間半の場所に位置するサンシャインコーストが有名。シティ中心部には万国博覧会の跡地にある「サウスバンクパークランド」、街歩きの際には外せないクイーンストリートモールがあるほか、少し足を伸ばせばオーストラリア最大のコアラ飼育頭数を誇る「ローンパイン コアラサンクチュアリ」や白砂のビーチが広がるモートン島などがあり、観光名所に富んだ一大都市と言えます。

ゴールドコースト イメージ

---アクセス情報…現地では水上フェリーが発達

日本からのアクセスとしては、成田発カンタス航空利用の直行便か東京・大阪発ケアンズ乗り換えのフライトが便利ですが、新型コロナウイルス感染症の影響から現在のフライト情報は流動的(8/27追記 カンタス航空は、2021年12月中を目処にオーストラリア~日本間の国際線運航を再開する見込みであることが報じられています)。現地の交通網としては、「トランスリンク」による市バスやシティトレインがあるほか、無料の「シティホッパー」や有料ながら地元民御用達の「シティキャット」に代表される水上フェリーが発達しているのもブリスベンならではの特徴です。

10年以上前の写真ですが…ブリスベンを訪れた際の一枚。水上フェリーをよく利用しました(編集部Sato撮影)

--3度目の「オリンピック」開催

オーストラリアがオリンピックの開催地となるのは、1956年のメルボルン大会、2000年のシドニー大会に続く3回目。ブリスベンの位置するクイーンズランド州内の37会場を舞台に、2032/7/23~8/8にオリンピック8/24~9/5にパラリンピックが開催されます。NHKによると、競技会場や選手村などの大会関連施設はブリスベンのほか、ゴールドコーストとサンシャインコーストにも整備されます。

オリンピック・パラリンピックの公式Webサイト上ではすでにブリスベン大会の情報の掲載がスタートしており、開催地であるクイーンズランド州を紹介するムービーも公開中。今からページを「お気に入り」に追加して、最新情報を入手し続けたいですね。


■こんなホテルがあります

ブリスベンシティの中心部は「クイーンストリートモール」。気軽に立ち寄れるカフェやレストランのほか、お土産店や両替所、日本でもお馴染みのグローバルチェーン店などが立ち並ぶメインストリートです。アクセスとしては、ブリスベン最大の駅である「ローマストリート駅」から歩くこともできますが、「セントラル駅」から移動するほうが目印も多く、分かりやすいと思います。同2つの駅はブリスベン空港やゴールドコーストへ移動する際に利用する主要駅なうえ、利便性を重視するメンバーにはシティ中心部の宿泊がオススメです。

ブリスベン川を挟み、シティの対岸にあるサウスバンクエリアなら、前述の「サウスバンクパークランド」や海洋博物館のほか、スーパーマーケットやレストランもあります。「サウスブリスベン駅」やフェリー乗り場も数多くあるので、アクセスには困りません。

詳細なホテル決めは、お目当てのオリンピック・パラリンピック競技の開催日程と会場が判明してから(もちろんチケットが取れてから!)となることが予想されますが、今回はクイーンストリートモール周辺のシティ中心部とその周辺に佇むホテルと、アクティビティ派におすすめしたいモートン島内のホテルをピックアップしました。

レストランやバーが立ち並ぶハワードスミスワーフはブリスベン内でも特に注目のオシャレスポットです
  • ハイアット リージェンシー ブリスベン
    クイーンストリートモール内にある5つ星ホテル。屋上にはインフィニティプールがあり、ブリスベンの街並みを見ながら過ごす時間は至福のひと時。
  • ヒルトン ブリスベン
    クイーンストリートモール沿いに佇む5つ星ホテル。「セントラル駅」からは徒歩約6分とアクセスも好条件。オセアニア最大級の高さ83メートルを誇るアトリウムは圧巻の一言。
  • ホテル ロイヤル オン ザ パーク ブリスベン
    ブリスベンシティー植物園の目の前に建つ4.5星ホテル。閑静なエリアのため、クチコミでは「夜を静かに過ごせた」と好評です。屋外プールあり。
  • クリスタルブルック ヴィンセント(旧『ザ・ファントゥーゾ』)
    著名オーストラリア人アーティストであるヴィンセント・ファントゥーゾ氏が手がけた『ザ・ファントゥーゾ』を前身に持つホテル。ストーリーブリッジの下に建ち、レストランやバーなどが並ぶハワードスミスワーフがすぐ側にあります。
  • アルシオーネ ホテル レジデンス ブリスベン
    中心部からはやや離れますが、クチコミ好評の長期滞在型ホテル。トリップアドバイザーではブリスベンのホテル175軒中1位(8/26時点)を誇り、清潔感や室内設備の良さが評価されています。
  • タンガルーマ ワイルド ドルフィン リゾート
    モートン島のちょうど中程に位置する「タンガルーマ アイランドリゾート」内のホテル。日没時には毎日浅瀬にバンドウイルカが集まり、宿泊者は無料で餌付け体験に参加できます。日本語対応のWebサイトもあり、情報収集がしやすいのもポイント。
モートン島は、ブリスベン港からフェリーを利用し約1時間15分でアクセスできるリゾート

大会開催が決まったことで、新たなホテルが建設されたり、既存ホテルがリニューアルされたりと、ホテル事情も大きく変わる予感。ブリスベンの今後から目が離せません。

【関連リンク】
オリンピック競技大会 ブリスベン2032
https://olympics.com/ja/olympic-games/brisbane-2032
オーストラリア政府観光局「ブリスベンの気候」
https://www.australia.com/ja-jp/facts-and-planning/weather-in-australia/brisbane-weather.html


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Aki Sato:
落語・講談を愛する旅行業界出身の元ニュース編集者。健康のためにダイエットを再開しました。


※記事内の「5つ星ホテル」などのホテルランクはホテル予約サイト「Expedia」を参照しています。
※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※画像はイメージです。

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