全国旅行支援 利用ガイド

2022/10/15

「全国旅行支援」を利用するにはワクチン3回接種済者もしくはPCR検査・抗原定量検査・抗原定性検査いずれかによる陰性者であることが条件です。「全国旅行支援」のポイントを解説し「全国旅行支援」の予約手順を説明していきます。

1.1 「全国旅行支援」利用条件と適用条件

「県民割」は県内および近隣からの旅行者のみでしたが、対象者が全国に拡大するのが「全国旅行支援」の特徴です。そのため都道府県ごとに利用条件および適用条件が一部、異なります。まずは全国で一律の条件をおさえましょう。

利用条件(全国一律)

次の1かつ2の条件を満たしていることが利用条件になります。

  1. 下記(A)または(B)のいずれかを満たしていること
    (A)新型コロナウィルスワクチンを3回接種済みであること
    (B) 旅行日(チェックイン)の3日前以降に採取した検体によるPCR検査・抗原定量検査にて陰性が確認されていること

  2. 現地にて下記①および②の証明書(子供を含む全員分)を提示すること
    ①身分証明書(運転免許証、健康保険証、パスポート等の住所・氏名を確認できる公的身分証)
    *12歳未満は監護者による申告または健康保険証等での確認

    ②下記(A)または(B)が証明できる書類(コピー、写真データ、WEB画面可)
    (A)ワクチン3回接種済みを証明する予防接種済証、接種記録書、接種証明書等
    (B)旅行日(チェックイン)の3日前以降に採取し、医療機関もしくは民間の検査機関で検査を行い発行した、PCR検査・抗原定量検査・抗原定性検査等の陰性証明書
    ※3日前とは旅行日(チェックイン日)から起算し、採取日までを含めてカウントします。例えば10/15が旅行日(チェックイン日)の場合、10/12~14の期間に検体を採取し陰性が認められた証明書が必要です。
    ※通知書に「検査所名(医療機関または民間検査機関)」の記載が必要なため、個人で市販の検査キットを使用した簡易検査は不可

利用条件を満たさない場合は割引やクーポン付与は適用されません。「忘れた」「紛失した」等の理由に関わらず、証明書類の後日提示・提出はできません同伴者が条件を満たさない場合、グループ全員が適用外となり、割引およびクーポン付与を受けられません。

ワクチン3回接種の証明書があるとスムーズです。ない場合には陰性証明書の提示で「全国旅行支援」を利用することができます。ただし旅行日の3日前以降に採取し検査した陰性証明書であることなど、条件を満たす必要があります。同伴者が利用条件を満たさない場合、グループ全員が適用外となり割引およびクーポンを受けられないので注意が必要です。

旅行補助の内容と適用条件(全国一律)

  • 割引率
    40%
  • 1人1泊あたりの割引上限額
    ツアー(交通付旅行)の場合は8,000円
    宿泊プランの場合は5,000円
  • 1人1泊あたりのクーポン券の付与額
    平日利用は3,000円
    休日利用は1,000円
  • 1回の旅行あたりの適用上限泊数
    7泊まで
  • 旅行補助を受けられる下限金額
    ①平日利用は5,000円以上の旅行商品
    ②休日利用は2,000円以上の旅行商品
観光庁 全国旅行支援の実施について(9/26)

「全国旅行支援」に参加する宿泊施設を利用する場合、1泊につき1名あたり上限5,000円まで宿泊料が40%割引になります。12,500円までは40%割引で、12,500円以上は一律で上限額の5,000円割引です。

公共交通機関(鉄道、航空、バスなど)と宿泊がセットになったツアー商品の場合、1泊につき1名あたり上限8,000円まで旅行代金が40%割引になります。20,000円までは40%割引で、20,000円以上は一律で上限額の8,000円割引です。

現地で食事などに使えるクーポンの付与額は利用する曜日で異なり、休日の旅行で1泊ごとに1名あたり1,000円、平日では3,000円となります。

最もお得になのは平日にツアーを利用した場合で、1人1泊あたり11,000円分(割引8,000円+クーポン3,000円)の旅行補助を受けられます。1回の旅行につき最大7泊分まで割引が適用されるので、例えば月曜発の平日だけを利用する5泊6日のツアーで旅行すると、1名あたり55,000円(クーポン分を含め1泊につき旅行補助11,000円分×5泊分)がお得になるので、2人での旅行ならば2名合計で11万円がお得になります。

1.2  都道府県のキャンペーンサイトをチェックし、どこへ行くかを決める

利用条件と適用条件をおさえたところで、次はどの都道府県へ旅行するかがポイントになります。都道府県ごとに利用条件(ワクチン接種証明書の確認方法)および適用条件(対象期間・予約開始日など)が異なる場合があります。

都道府県ごとに異なる場合がある利用条件

  • 県内あるいは近隣エリア在住者はワクチン接種2回(ただし14日以上が経過していること)で「全国旅行支援」を受けられるなど、居住地により特別な条件を定めている場合があります
  • 陰性証明書として認められる書類およびその有効期限が異なる場合があります。例えば抗原定性検査が利用可能な都道府県もあります(ただしその場合、有効期限はチェックイン日の前日以内)。

都道府県ごとに異なる場合がある適用条件

  • 利用開始日が異なります。東京都以外の道府県は10/11、東京都は10/20開始です
  • 対象期間が異なります。群馬県は10/31までです。
  • 状況に応じて随時、キャンペーンの中断や対象期間の変更が行われる場合があります。
  • 「全国旅行支援」に追加で受けられる「上乗せ助成」を都道府県が定めている場合があります。その場合、その追加分の補助適用は各都道府県が定める条件に則ります。

必ず旅行先の都道府県の最新情報を確認ください。

1.3 「全国旅行支援」が対象になる旅行プランをみつける

どこへ行くかが決まったら、次は具体的な旅行プランを見つけ予約をしましょう。申込は、「全国旅行支援」に参加する旅行会社、宿泊予約サイト、宿泊施設の公式サイトで予約することで割引が受けられます。対象になる旅行商品は、各事業者が「全国旅行支援」対象プランと定めた旅行商品になり、「全国旅行支援対象プラン」の案内がされています。すべての旅行商品が対象となるわけではなく、キャンペーンの対象外となる旅行商品もありますので注意が必要です。キャンペーン対象プランの販売も準備ができた事業者からとなり、旅行・宿泊各社のサイトをチェックし、発売日や対象プランを確認しましょう。

トラベルズー編集部では、旅行・ホテル・旅館・宿泊予約サイト各社が販売する「全国旅行支援」対象商品を選りすぐり、お得なプランのみを"編集部厳選"にて紹介しています。細かい条件を自身で確認したり、時間をかけて自分でリサーチをすることなく、お得な旅行を簡単に見つけることができます。

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参考: 観光庁 全国旅行支援の実施について(9/26)

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