魅力溢れる東北の旅~秘湯・秋田玉川温泉~

2021/01/07

秋田にあるに玉川温泉をご存じですか?天然の屋外岩盤浴を求め全国から療養や静養のために湯治客が集う秘湯として知られています。そんな人を癒す力のある温泉をこの目でみてみたい!と訪れた結果、Myゴザ持参の天然岩盤浴体験や、湯治場での宿泊客とのふれあいなど、普段の温泉旅行とは一線を画する貴重な体験ができましたので、その魅力を是非ご紹介させていただきたいと思います。


■強酸性温泉ランキング日本一、湧出量や温度も日本屈指

玉川温泉の酸性度は、強酸性といわれる草津温泉をも凌ぐ日本一。さらに毎分9千リットルの源泉湧出量も単一の湧出口からの湧出量としては日本一だそうです。その源泉湧出口「大噴(おおぶき)」を敷地内の散策路から見ることができるのですが、その迫力たるや!源泉温度98度という日本屈指の高温の源泉がボコボコとものすごい勢いで湧き出る様は、人間なんて簡単に茹で上げてしまうであろうほどの規模と迫力で、個人的には恐怖すら覚えました。


■自分でも気付かない小さな傷がわかるほどの強酸泉

大浴場では源泉100%、50%など濃度の異なる強酸性の温泉、肌への刺激が少ない弱酸性の温泉、さらに飲泉が楽しめます。なかでも源泉100%の天然温泉は、温泉の効能が最も期待できる一方、肌への刺激が強く、自分でも気付かなかったり忘れかけれていたような小さな傷がピリピリと反応するほどの泉質です。実際私は問題がなかったものの、同行者は肌の弱い部分が入浴後しばらく赤くなったりと、温泉に対する肌の反応には個人差があることを実感。その後、同行者の肌は問題なく回復し、チェックアウトまで何度も温泉を楽しんでいましたが…。肌の調子や体調に合わせて、無理なく気持ちよく入浴することが大切ということを改めて感じました。


■大地のパワーを感じる天然岩盤浴はMyゴザ持参で満喫

玉川温泉の醍醐味といえば屋外の天然岩盤浴。地熱のみならず、地面から発せられる微量の放射線や大自然の環境などが身体によいそうで、訪れる方はMyゴザ持参でテント小屋といわれる岩盤浴専用の小屋や、散策路の脇などに横たわり、その大地の恵みを身体に取り込んでいらっしゃいました。かくいう私も見よう見まねで、Myゴザを抱え、汗をかいてもいいように全身スウェットを着用し、いざテント小屋へ。ゴザを敷いたとはいえ、地面の凸凹を感じつつ、じんわりと温かい大地のパワーを全身に取り入れられた気がします。


■自炊部での宿泊、心温まるおすそ分けで心がいっぱいに

玉川温泉には、食事の提供がある「旅館部」と共同の炊事場がある長期滞在者向けの「自炊部」があり、今回は「自炊部」にて宿泊をしました。複数のコンロや大きなシンクがある炊事場での調理はキャンプにも似た感覚で楽しめ、また地元スーパーで購入した秋田ならではの総菜を含め自炊ながらも秋田を感じる食事を満喫。隣の部屋に滞在していた方が“里に下りて買ってきた”という美味しい蒲鉾をおすそ分けしてくださるなど、宿泊客との心あたたまるふれあいも忘れられない思い出です。


玉川温泉に、実際に行ってわかったことは、その計り知れない温泉パワーと人の温もり。当初は健康体な私が興味本位で行っていいものかと躊躇する部分もありましたが、意を決して行ってみて良かったと思っています。今度訪れる際は1泊ではなくもっとゆっくりしたいと思っています。玉川温泉は現在冬季休業中で4月中旬から営業開始となります。春からの温泉旅行の選択肢のひとつとしていかがでしょうか。


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Shino Tanaka:

温泉入浴指導員の資格あり。ライフワークは異文化交流。


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。

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