覆面辛口レビュー【イタリアン】パスポートいらずでローマの世界へ

2016/11/03

トラベルズー編集部員が覆面で潜入し、「このプラン本当にお得なの?」「本当のところどうなの?」という読者の疑問や不安を吹き飛ばすべく、身を以て検証する「覆面編集部辛口レビュー」。好評につき今回のお題は…

「イタリアに行きたい。でも行けない。この気持ちどうすればいいの…」

先日テレビを見ていると、ある番組でイタリア・ローマの風景が美しい音楽と共に紹介されていました。歴史ある石畳の街並み、ローマのシンボル・コロッセオ、そして美味しそうな料理の数々…。学生時代にイタリア語を専攻し、食堂でカルボナーラを常食とするほどイタリアにかぶれていた編集部員の心は釘づけに。ああ、イタリアに行きたい。でも時間がなくていまは行けない。そんな葛藤を抱えていたある日、ついに出逢ってしまったのです。


「本格ローマ料理に究極のカルボナーラ? 面白い、行ってみようじゃない!」

イタリアへの尽きぬ想いに悩まされ、ついついインターネットでツアーなどを探していた編集部員の目にとまったのは、東京・外苑前に構えるとあるイタリアンレストラン。ホームページを見ると「本場ローマの伝統料理」や「卵職人×カルボナーラ職人の共演」、「これまでにないイタリア料理の一面に出会える」など魅力的な言葉が…。面白い、本当に“本場イタリア”を体感できるのか、この目で確かめてみようじゃない!

©Mami Shirai(以下同)

ということで向かったのが、外苑前駅から徒歩8分の路地裏に佇むレストラン『HOSTARIA Casa Bella(ホスタリアカーサベッラ)』。クチコミサイト・食べログで3.53点の高評価を獲得し、今年発売の雑誌で“人気店”として多数紹介、いま注目のイタリアンです。オレンジに灯された入口と、うっすらカーテン越しに窓からのぞく店内、地下に降りるようにひっそりと現れる入口の扉。知る人ぞ知る隠れ家のような雰囲気に、思わずつのるワクワク感。

「これがイタリアに続く扉か…! 」

テンションもあがり、序盤からすっかり脳みそがイタリア気分の編集部員は、そんなことをつぶやきながら扉をたたきました…


どこか懐かしさを感じる、温もりにあふれたイタリアの“かわいいお家”

扉を開けると、そこに広がるのはおとぎ話にでてくるような可愛らしい空間。温かみがある木目調の家具や、壁には鮮やかなフレスコ画の装飾も。

この日はシェフの手さばきが目の前で愉しめるカウンター席へ案内されました。というのも、月曜にもかかわらずテーブル席は既に予約で満席! テーブルは4人掛けで3テーブルほど用意されていますが、前週の時点で早くも予約が埋まるようです。流石は注目の人気店。

カウンターは1名ずつの幅もゆとりがあり、ほかのお客さんが見えない分ちょっとしたプライベート感を愉しむことができました。カウンター正面の壁画も凝っていて、イタリア旅行の際に実際に目にしたようなおしゃれなデザインが、食事の前からゲストをイタリアの世界へ誘ってくれるようです。

テーブルセッティングにも、店内の可愛らしい雰囲気に合うひと手間の工夫が。粋な心意気、にくいね!


鮮やかな彩りと伝統の技法。五感で堪能する本格ローマ料理

そして肝心の料理へ。

こちらは前菜盛り合わせ。野菜や肉、魚など様々な食材が一皿に競演しています。スパイシーなものもあれば、甘みのあるものもあり。ひとつひとつ味付けが違うのに、全体の調和がしっかりととれており、さながら“おつまみのオムニバス”といったところ。

2品目はローマの伝統料理「トリッパのトマト煮込み」。新鮮な牛のハチノスが柔らかくなるまでトマトで煮込まれています。臭みがなく、噛むたびに牛の旨味とトマトの甘み・酸味が口のなかに飛び出すため、どんどんと箸(フォーク)が進むクセになる逸品。

ここでパンが登場。この店ではなんと、パンを酵母から手作りしているのだとか。

これについてはこのひと言で充分、「おかわりください!」。

今回のコースでは、例のカルボナーラのほかにもう1品パスタ料理が付いています。こちらは最初のパスタ・ジェノベーゼソースのトンナレッリ。トンナレッリは断面が四角く、スパゲッティより食感を愉しめるロングパスタ。美しいジェノベーゼソースが、見た目にも味にも一気に爽やかさを演出。「え、パスタ2種もいらないよ」というそこのあなた!食べてみればわかる!パスタはひと言で語るべからず。麺やソースの違いが、同じパスタでもまったく別の料理として味覚を楽しませてくれます。


ついに現れた。これが“究極のカルボナーラ”!

そしてついに、この日の最大の目的のひとつであるカルボナーラがお目見え。店員さんが仕上げのチーズをスライスしてくれます。ひと口食べたときに私の感想がこちら。

「これ家に持って帰りたい。毎日食べたい」

聞けばこのカルボナーラ、生クリームを一切使わずに、独自のルートで職人から仕入れる卵で勝負しているとのこと。これは、本場ローマのカルボナーラの調理法だそうです。シェフが料理人を目指すきっかけとなった料理であり、17年という研究を重ねてようやくたどり着いたごまかしのない“究極”の味わい。クチコミで「カルボナーラの殿堂入り」と称されるのも納得です。


メインは豪快な肉料理、デザートには旬な味わいを

初めて出逢ったカルボナーラの感動に酔いしれていると、メインの肉料理がやってきました。肉厚な牛リブロース! 赤身と脂身がちょうど良いバランスで、カルボナーラでまろやかになった口の中に、一気にジューシーな肉の旨味を運んでくれます。

食後のドルチェにはイタリア伝統のモンテ・ビアンコ、いわゆるモンブランを堪能。優しい口どけのホイップクリームの下には、濃厚なキャラメルと旬の栗のペーストが。イタリアのカフェでこういうの食べたなぁと、思わず思い出が蘇るほど本場の味が再現されていました。


本場イタリアを体感できるひとときを求めて今回やってきた『HOSTARIA Casa Bella』。実際に訪れてみると、ホームページを見ただけでは気づかなかいような、手間をかけたこだわりを発見することができました。

美味しい料理を肴に思わず時を忘れて談笑してしまうほど寛げる空間。ここはさしずめ「パスポートいらずで行けるイタリアの我が家」(イタリアに家はないですが)。旅したくなったら、またここの扉を開けてみようと思います。


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※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。

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