家族連れにこそおすすめ 那覇でもリゾートでもない沖縄旅行 第三の選択肢 ~2022年12月開業 『ホテルアラクージュ オキナワ』宿泊レポート~

ホテルレストランイメージ 画像提供 『ホテルアラクージュ オキナワ』
ホテルレストランイメージ  画像提供 『ホテルアラクージュ オキナワ』
2023/08/08

新規開業ホテルやリニューアルしたホテルが割拠する沖縄。今回の沖縄出張ではその中の一つ、『ホテルアラクージュ オキナワ』に宿泊してきました。とても特徴のあるホテルで、このホテルならいつもとはちょっとだけ違う沖縄旅行をすることができるのでは、と思ったのでレポート致します。


■コンセプトは「やんばるとつながる場所」のシティリゾートホテル

2022年12月に沖縄県浦添市に開業した『ホテルアラクージュ オキナワ』は、「やんばるとつながる場所」をコンセプトとしたシティリゾートホテル。コンセプトそのままに、高層複合ビルのなかに位置していながら、それを感じさせない作りになっており、エントランスから木の温もりを感じさせてくれます。館内も樹木と緑に溢れていて、エレベーターの案内板やフロアマップも木目調。とくに驚いたのは、自動販売機までも木目調となっており、いたるところで「やんばる」の雰囲気が味わえます。このコンセプトの徹底っぷりは、ここ数年で開業したラグジュアリーホテルにも劣らないほど。

シティリゾートとあるように、このホテルの大きな特徴の一つは那覇市内でもリゾートエリアでもない立地。那覇市に隣接する浦添市にあり、那覇空港からホテルまでは車で約25分の好アクセス。所要時間で見ると、これは沖縄本島西海岸リゾート地の恩納村へ向かう場合と比較して約半分。毎年沖縄旅行に行く武石家は、まだ子どもが6歳・3歳と小さく、早朝のフライトに乗るのが難しいため、お昼前後の羽田空港発のフライトに乗り夕方前に那覇空港に着き、夕食を食べて20時頃にリゾート地のホテルに入ることが多いのですが、翌日からの観光を考えるとこの所要時間の差は、子どもの睡眠時間(≒体力回復)に直結するためとても大きいです。疲れや寝不足で子どもがぐずると、こちらもイライラしちゃいますからね…。


■子連れ旅行も安心

今回は出張での宿泊だったため、1人で泊まったのですが、『ホテルアラクージュ オキナワ』には、子連れが楽しめる仕掛けもいっぱい。低めのベッドと畳の造りで、子連れでも使い勝手が良い客室タイプ「デラックス 畳小上り」は36平米と那覇市内のホテルと比べても比較的大きく、4人家族でも手狭にならないと感じました。バストイレ別で、バスルームの洗い場が大きいところもうれしいポイント。また、最近沖縄でも増えてきているインフィニティプールも備わっており、プールからは東シナ海を望む展望となっています。プールの隣にはくつろげる芝生エリアもあり、こちらで子どもと遊ぶのも楽しそう。子連れのプール利用には必須アイテムと言える、アームリング型の浮き輪も無料貸出があるため安心です。

客室イメージ  画像提供 『ホテルアラクージュ オキナワ』
インフィニティプールは9階。高台に位置していることもあり、街一帯を見晴らせます。バスタオルを部屋から持っていかなくていいのも、ちょっとうれしいポイント(写真左 画像提供 『ホテルアラクージュ オキナワ』)

 


■いつもとはちょっと違う沖縄滞在を楽しむ

ホテル宿泊の楽しみの一つである朝食は、ラフテー・沖縄そば・にんじんしりしり・グルクンなどの沖縄料理も充実していて、ちょっと珍しい紅芋バターやシークァサージャムなどもありました。子どもが大好きなサーターアンダギーもあり、これなら連泊しても毎朝充分楽しめそうです。朝食会場も木と緑に溢れており、ここでも「やんばる」を味わえます。

リゾートエリアのホテルとは異なり、『ホテルアラクージュ オキナワ』の周辺には、観光客向けではないスーパーも多数。スーパーではスパムやコーレーグース、ジーマーミ豆腐やじゅーしぃの素など、他県ではなかなか見られない沖縄県ならではの品も揃っており、これらは定番お土産に代わる旅行通ならではのお土産としてもおすすめです。

ミッドナイトまでエンジョイしたい人には、やはり那覇市内のホテルがおすすめです。また、夫婦やカップルでのんびりしたい人にはリゾートエリアのホテルも良いと思いますが、子連れ旅行の痒いところに手が届く『ホテルアラクージュ オキナワ』も小さな子どもがいる家族には有力な選択肢の一つに入ると思いました。

旅慣れたトラベルズーメンバーの皆様は沖縄に何度も足を運ばれていると思いますが、次の沖縄旅行は、いつもと違うエリアで、いつもと違う沖縄旅行はいかがでしょう。


新規開業やリニューアル情報のホテル情報はこちら


Masateru Takeishi:
3歳の娘と6歳の息子と妻の四人家族。旅行会社などの勤務を経てトラベルズーへ。日本国内45都道府県への旅行経験あり。最近の旅行トレンドはもっぱら家族優先なものの、隙をみてはJR東日本の「どこかにビューーン!」で日帰り1人旅をするなど、いろんなものから解放されて自由気ままに旅行できるタイミングを虎視眈々と狙う。


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

※写真はイメージです。施設提供画像やトラベルズー編集部撮影画像を含みます。

関連情報 もっと見る

人気のページ