「もっとTokyo」宿泊体験記 チェックイン時の必要書類・持ち物は?

東京都と東京観光財団が6/10に販売を開始した「都内観光促進事業」、通称「もっとTokyo」。発売日には「予約が取れなかった」「繋がったと思ったら完売していた」などの声が相次ぎました。トラベルズー編集部のうち、都内に住むスタッフも同様で、開始時刻にスタンバイしたものの予約が取れなかった…という状況でした。
そんななか、諦めることなくトライし(それも、かなりしつこく)、幸運にも「もっとTokyo」対象プランを予約できたわたし。仕事が終わってからの時間を活用し、立川市にある『パレスホテル立川』に泊まってきたので、その様子をレポートします。
■買い物の町を“旅先に” 「もっとTokyo」で滞在してみた
「もっとTokyo」は、都民の都内観光の促進につなげるため、旅行商品等への定額の支援を行う観光支援策。宿泊商品の場合、1人1泊あたり5,000円の補助が受けられるとあり、東京都民ならぜひ利用したいところ。わたしも、これを機会にいつもは買い物やお茶で通り過ぎていた町をじっくり楽しんでみようと思い付き、今回は立川市にある『パレスホテル立川』の「もっとTokyo」対象プランを予約しました。

『パレスホテル立川』は1994年10月、再開発により誕生したアートの街「ファーレ立川」に開業した東京・丸の内『パレスホテル東京』の姉妹ホテル。レストランやバー、ウエディング施設を備えた大型宿泊施設で、ビジネスだけでなく多摩地域や山梨・埼玉方面への観光拠点にも便利です。JR「立川駅」北口および多摩モノレール「立川北駅」よりぺデストリアンデッキ直結という好ロケーションから、周辺にある複合施設「グリーンスプリングス」や昭和記念公園を訪れる際に目にしたことがあるトラベルズーメンバーも多いのでは。
わたしもその一人で、普段立川市には買い物を中心に出かけていたところ、『パレスホテル立川』が「もっとTokyo」対象プランを販売すると知り、せっかくなら「今回はじっくり立川に滞在してみようかな?」と考えました。
■チェックイン時に必要な書類 「利用申込書」を忘れずに
予約したプランは、朝食と13時のレイトチェックアウトが付く東京都民限定プラン。「もっとTokyo」対象プランは1名1室利用が対象外の場合もあるところ、このプランならひとり旅にも対応しており、「もっとTokyo」割引適用で1名1室7,000円にて予約できました。宿泊予約サイトやホテルの公式サイトを見ると、同額かそれ以下の1名利用朝食付きプランはなく、さらにレイトチェックアウトも付いたお得なプランでした。宿泊施設や対象プランにより、予約時の料金表示が割引前なのか割引後の料金なのかが異なる場合があるので、支払実額がいくらになるのかは事前の確認がおすすめです。
「もっとTokyo」割引適用には、住民確認のための「身分証明書」、「ワクチン3回接種またはPCR検査等での陰性が確認できる書類」、「利用申込書」が必要。わたしは「新型コロナウイルスワクチン 予防接種済証」を持参したところ、チェックイン時にフロントの方がコピーを取ってくださり、その対応もスムーズでした。利用申込書も、事前に「もっとTokyo」Webサイトからダウンロード、プリントアウトし、記入のうえ持参したため、手続きに手間取ることもありませんでした。自宅にプリンターがない場合は、コンビニエンスストアの複合プリント機で印刷できるネットプリント等の活用が便利です。
【関連リンク】「もっとTokyo」Webサイト https://motto-tokyo.jp/

チェックインを終え、いざ客室へ。宿泊したダブルベッド客室は、1人で利用するには広すぎるほどゆったり!鏡面付きデスクは十分な幅があり、書き物やPCでの作業も楽々。ミネラルウォーターのペットボトル2本の用意もあり、遠慮なくいただきました。
■すぐそばに宿がある安心感、時間を気にせず夜の街歩き
18時の終業後に現地へ向かったため、わたしは活かしきれませんでしたが、今回のプランのチェックインは14時なので、ホテルにはチェックアウトまで最大23時間滞在できる計算。立川の街に繰り出す時間も十分に確保でき、街歩きが捗ります。わたしの場合、夕食はホテルすぐそばの、2020年に開業した「グリーンスプリングス」へ出かけることにしました。

選んだのは、少し奥まった場所にある「100本のスプーン」。二子玉川や神奈川・あざみ野等にも店舗を展開しているファミリーレストランで、立川に立ち寄る度に盛況の様子を目にし、気になっていました。土日・祝日は混雑しているところ、平日なら待機時間なく入店できるのは“ずらし旅”のメリット。いつもは何十組待ち…という状態のお店ですが、この日はすんなりと入店できました。

満腹になったあとは、街区内に咲くアジサイを愛でつつ夜風にあたり、東屋のベンチでひとやすみ。宿がすぐそばなので、時間を気にすることなくのんびりできました。
■ホテルで“ひとりホテルモーニング” 混雑時間帯を避け1日をスタート
今回のプランは、ホテル1階のレストラン「イル・ペペ」でのブッフェモーニング込み。和食や洋食がバランスよく取り揃えられており、デザートのアイスクリームまでたっぷり堪能しました。運よく窓際の席が空いており、大きな窓から緑を眺めて食事ができたことで旅ならではの高揚感も。

「もっとTokyo」対象プランだからといって面倒なチェックアウト手続きは必要なく、帰る際は通常通りルームキーをフロントにお返しするだけ。これも「もっとTokyo」に限らずですが、最近では宿泊施設や宿泊プランによって現地で領収証を発行せず、宿泊者がWeb上からダウンロードする場合があるので、必要な場合は自分の予約プランはどのような状況か、予約確認メールを事前にチェックしておくと良いでしょう。
チェックアウト後は、まだ人手の多くない時間帯に昭和記念公園を散策。これから入場してくる人波に逆行し、ゆったりと園をあとにしたときは、ピークタイムをずらした観光っていいな…としみじみ。いつもはすぐに立ち去っていた立川ですが、『パレスホテル東京』を起点に夜の街の様子や静けさ漂う朝の様子などを知り、いまではすっかり“お気に入りの街”となりました。
「もっとTokyo」をきっかけに、通り過ぎるだけだったホテルを知ることができ、今後のホテル選択肢が増えたのは大きな収穫と言えそうです(『パレスホテル立川』。
■助成対象期間は7/31まで、まだ予約できるプランも
「もっとTokyo」助成対象は、8/1(月)チェックアウト分を含む6/10(金)~7/31(日)の旅行。ホテルによってはまだ対象プランを販売しており、完売した場合でも再販する場合はWebサイトで発表する、と予告している場合も。発売日には「もっとTokyo、取れなかった…」という声が多くあがりましたが、実はほとぼり(?)の冷めた今こそ予約のねらい目かも。
「もっとTokyo」対象プランが取れなかった場合でも、トラベルズーは編集部がリサーチした全国の旅行情報を紹介しているので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
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