2年振り開山 Withコロナ時代の「富士登山」最新情報 7/1更新

2021/06/28

更新情報(7/1更新)

7/1(木)更新 new:吉田ルートが開山、お鉢巡りは閉鎖中(開山時期未定)、7/10開山予定の富士宮、須走、御殿場ルートの山小屋は、感染症対策で定員を例年の約半数で対応


昨夏は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開山されることのなかった富士山ですが、待望の開山情報が環境省・山梨県・静岡県が協力して作成した富士登山のための総合サイト「富士登山オフィシャルサイト」にて先日発表されておりました! 併せて3密回避や衛生対策など「Withコロナ時代の新しい富士登山マナーについて」も発表されており、感染を拡大させないスマートトラベラーを増やし国内の観光が盛り上がるよう願いながら、トラベルズーが2021年の富士登山の詳細を紹介します。

約2年振り…待望の開山予定時期とルートは?

出典:富士登山オフィシャルガイド 富士登山関連最新状況 2021年6月10日更新

吉田ルート:ほかのルートに先駆けていち早く開山予定。標高約2,300mの富士スバルライン五合目からスタート。もっとも初心者向け(それでも念入りな準備が必要です。)と言われており、山小屋も多く休憩しやすいルート。だからこそ最も混雑するルートで、なかでもご来光前の八合目から上が非常に混雑します。なお、五合目以上のどこからでもご来光を見ることが可能。

須走ルート:標高約2,000mの須走口五合目からスタート。七合目くらいまでは深呼吸が気持ち良い樹林帯の中を進み、樹林帯を抜けるとどこからでもご来光を見ることができるのが特徴。なお、八合目で吉田ルートと合流するため、そこからは混雑するのも知っておきたいポイントです。

御殿場ルート:標高約1,450mの御殿場口新五合目からスタート。ルート上のどこからでもご来光を見ることができるほか、最も人が少なく混雑を回避できるルートと言われています。ただし、登りは七合目まで山小屋とトイレがなく標準でもそこまで4時間以上かかる、樹木が少ないため熱中症に注意、濃霧が発生しやすい、という情報もあり、普段から本格的な登山を行っている人以外は注意が必要です。

富士宮ルート:標高約2,400mの富士宮口五合目からスタート。4つの登山ルートのうち、最も標高が高い場所から出発可能な為、山頂までの距離が短いのが特徴。ただし、六合目からは急な傾斜の岩場の登りが続き、登りと下りの登山道が一緒ということもあり、ほかの登山客と道を譲り合いながら進むことが多くなることもおさえておきたいポイントです。

環境省の発表によると、開山していた2019年のルート別登山者数は、吉田ルート=約15万人(前年比0.6%減)、須走ルート=約2万人(同24.3%減)、御殿場ルート=約1.2万人(同3.7%増)、富士宮ルート=約5.3万人(同183%増)となっており、吉田ルートは2021年も人気なことが予測されます。

Withコロナ時代の「富士登山」を考えると、須走ルートがおすすめかも? いずれのルートを選ぶにしても、自身の体力や計画、同行者と相談のうえ、ベストなルート選びが肝心です。

Withコロナ時代の新しい富士登山マナーとは?

出典:富士登山オフィシャルガイド Withコロナ時代の新しい富士登山マナーについて 2021年3月16日更新

詳細は富士登山オフィシャルガイド発表のWithコロナ時代の新しい富士登山マナー(詳細版)にて。ここではポイントとなる点をピックアップしました。

■登山前
※情報を抜粋しています。登山前には必ず上記リンクより詳細をご確認ください。

【登山中止判断基準(一部抜粋)】

  • 37.5度以上または平熱比+1度以上の発熱がある
  • 安静時、頻呼吸(24回/分以上)を伴う息苦しさ(呼吸困難)がある
  • 強いだるさがある
  • 咳がある
  • その他体調が優れない
  • 感染確定者あるいはその濃厚接触者と接した
  • 政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域へ訪問した、または当該在住者と濃厚接触した
  • 政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域から、または経由して日本に到着した(運用時の空港検疫の方法等により対応を決定する)

【登山計画(一部抜粋)】

  • 住居を共にしている人と、少人数での登山を計画
  • 大人数で登る場合は、少人数のグループに分かれて行動
    ※同行者が不特定多数から構成される場合(例:登山ツアー等)は、同行者間で、マスクや手ぬぐいなどの着用やソーシャルディスタンスの確保、手指消毒、物品の共有禁止等の感染対策を十分に講じる
  • 混雑している日や時間帯を避ける
  • 山小屋は事前に必ず予約
    ※感染対策として、宿泊定員を大幅に制限していたり、各山小屋で提供しているサービスが例年と異なっていたりする場合があります。なお、富士山では、自然公園法で、テント泊は禁止されています。
  • 感染対策グッズを準備
    ※雨や霧でぬれた場合も想定し、マスクや手ぬぐいを1日2枚以上、ゴミなどを入れるための密閉式保存袋、携帯できる手指消毒剤、ソーシャルディスタンスを確保しやすくなるヘッドライトなど

■登山中

  • ソーシャルディスタンスの確保
    ※同行者以外とは少なくとも2m以上の距離を確保。確保できない場合やすれ違い時にはマスクの着用推奨。
    ※ただし、ソーシャルディスタンスを確保するために登山道を外れることは落石などを起こす危険性があるため絶対に避ける。
  • 屋内の公共施設でのマスク着用
  • 登山道での挨拶は声ではなくハンドサインや会釈にて
  • 呼吸を荒げないように無理のない自信のペースを維持
  • 登山道に設置されているロープや杭などへの接触も避ける

 

マナーを守るため三密を避けやすい時期、時間帯は?

※出典 環境省 関東地方環境事務所 報道発表資料 令和元年下記の富士山登山者数について(お知らせ)2019年9月30日発表

例年梅雨明けの7月下旬から登山者が増え始め、週末と祝日、お盆期間に集中する傾向があります。

※出典 環境省 関東地方環境事務所 報道発表資料 令和元年下記の富士山登山者数について(お知らせ)2019年9月30日発表

山小屋に宿泊するため、昼過ぎから登山口からの入山者が増え始める傾向。また、山頂で御来光をめざす人が多いため、朝3時~5時ごろの八合目から上が最も混雑します。7月上旬~中旬、8月上旬、8月下旬~9月の平日であれば比較的混雑を避けられるほか、ご来光は頂上でなくとも綺麗に眺めることができるため、時期、時間帯を選べば混雑を避けてゆっくりと富士登山を愉しめます。

感染拡大を防ぐスマートトラベラーになるには、入念な下調べが第一歩!登山を愛する全ての人たちが気持ちよく登れるように願っています。

なお、2019年にトラベルズー編集部が富士山を上った際のストーリーはこちら


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Keisuke Sato:
ミッキーのパーカーがよく似合う?元クルーズ添乗員の雨男。趣味は日々一喜一憂ビットコインと猫動画。


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

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