ナツコのアナザースカイ<ソウル編>

2019/06/26

海外旅行好きなら誰しも、生まれ育った故郷とは別に、自分の第2の故郷・心のふるさとと言えるような海外の街がきっとあるはず。人気テレビ番組をオマージュし、世界36か国を訪れてきた旅好きな編集長・ナツコの心に残る旅行先にスポットを当ててその魅力を語る企画「ナツコのアナザースカイ」。第1回目は、数ある旅行先のなかでも気がつくとつい旅行先として選択してしまう街のひとつ、韓国・ソウルにフィーチャーし、編集部員が深堀りしてみます。

渡航回数20回以上のアナザースカイ 

渡航回数は20回以上、多い時には毎月ソウルを訪ねていたという、ヘビーリピーターの編集長・ナツコ。なぜそこまで夢中になったのか、ソウルの魅力を尋ねたところ「ソウルの魅力はコスメやショッピングなどもあるけど、やっぱりグルメが一番。行く度に新しいお店が登場するなどアップデートがあり、グルメのトレンドを追うのが楽しみ。定番グルメだけではなく、写真映えするスイーツや、体に優しい野菜たっぷりの食事など、ソウルに行くと1日5~6食は当たり前。何をいつどこで食べるかを念入りに計画している」とのこと。
1日5~6食⁉と驚く私に、「1品1品の量がそんなに多くないし、手軽に入れるお店が充実しているから、そのぐらいは楽々」とあっさり。

そこまで足繁く通うほど惹きつけられる料理から本当は教えたくないお店まで、今回は特別に教えてくれるそうです。

グルメのトレンド大国・韓国

そこまで編集長が足繁く通うソウルですが、過去1度しか行ったことがない私にとっては、グルメがおすすめ!と言われても美味しいお店を探すところから一苦労。そもそも、韓国の飲食店の多さは有名で、人口1,000人当たりに対する飲食店数が日本の約2倍、アメリカの約7倍に相当するというデータも。世界でも有数の飲食店数を誇っています。たくさんの飲食店のなかから、ヘビーリピーター・ナツコはどうやってお店を探しているのでしょうか。ナツコのソウル旅のグルメスポットのリサーチ方法を伝授してもらうことにしました。

美味しいものを見つける秘訣はあのブーム!?

韓国では、日本のように1か所のレストランや食堂で何でも食べられるというより、得意のメニューに絞って提供する専門店スタイルの飲食店が一般的。例えば、サムゲタンに特化したサムゲタン専門店、ビビンパが揃うビビンパ専門店。それゆえ、店舗数も多く、事前のグルメリサーチは欠かせません。

「最近旅行前にチェックするのはモッパンかな」とナツコ。動画サイトに投稿されている食事シーンを映す動画のことを「モッパン」といい、韓国を中心に流行っているそうです。私も検索してみたところ、たくさんの「モッパン」が簡単に見つかりました。
レストランまでの行き方、注文の仕方、おすすめメニューを日本語で紹介している動画から、ただひたすら食べるところを撮影しているものまで多数。たしかに日本語でメニューや食べ方を紹介されると、自分でも注文できそうな気がしてきました。動画で観ることで料理の実際の量や大きさ、料金までわかるのでとても実用的。旅行の予習にもなります。

グルメ番組で紹介されたお店をチェック

「現地のグルメ番組も調べていくかな」とナツコは続けます。グルメ情報があふれる韓国のなかでも、現地で流行しているグルメをチェックできるもう一つの方法はグルメ番組だそう。日本でもグルメ番組での紹介をきっかけに人気になる飲食店もありますが、それは韓国でも同じこと。
例えばおすすめは「水曜美食会」というグルメ番組。料理研究家などグルメに詳しい有名人が毎回1つの料理に絞って紹介をする、韓国で大人気のグルメ番組。この番組で紹介されると「水曜美食会で紹介された〇〇」となり、あっという間に予約が取れない大人気店となります。

「モッパン」「グルメ番組」など、ヘビーリピーターならではのリサーチ方法。そんなナツコは、韓国グルメを食べることで健康になれるという点もリピートする由縁とのこと。

キーワードは“健康”

韓国料理というと辛いモノ、というイメージがありますが、実際は辛いものにとどまらず、健康によいグルメが揃うのが韓国料理。
体調が悪い時も、「食」を通して健康になろうとするのが韓国流。
例えば、二日酔いのときには体に染みるヘジャングク。ヘジャンとは「酔いをさます、または二日酔いを治す」という意味で、酔いさましのスープ。牛骨の出汁のスープに野菜や、ソンジと呼ばれる牛の血を加えて煮込んだスープのこと。ヘジャングク専門店は24時間営業のお店も多く、飲みすぎた後やお酒の残る朝に気軽に行けるのもポイントです。

ほかにも、微妙な体調の変化を味で感じることができる、赤い色が特徴のお茶・五味子茶(オミジャチャ)も有名。五味という漢字のとおり、酸味・甘味・辛味・苦味・塩味のうち、どれを一番喉の奥で強く感じるかによって、体調がわかると言われています。五味子という植物を乾燥させて作られており、韓国では一般的なお茶。ビタミンCが多く含まれていることから、韓国女性の美しさの秘訣とも。

医食同源、体調管理を食から行うのは韓国料理の特徴でもあり、最近では"キムチセラピー"なるものも流行っています。
日本で知られているキムチは10種類前後ですが、韓国には様々な具材を使ったキムチが200種以上あるそうです。日本でも知られるキムチは白菜、キュウリ、大根などですが、韓国では唐辛子を使わない白キムチ、スープのような水キムチなど様々。適度に漬かったキムチ1gには1億個以上の乳酸菌が含まれているとされ、その乳酸菌には、アレルギー性皮膚炎の症状を緩和させる作用や、腸疾患の改善に効果があるとか。

おいしいグルメが健康につながるのは一石二鳥。編集長がついリピートしたくなる理由がわかってきました。

常にアップデートがある“最新&最旬”のソウルグルメフード

ヘビーリピーターのナツコが何度訪ねても新しいお店があったり、馴染みのお店でも新メニューがアップデートされていたりと、常に最新グルメが目白押しのソウル。それゆえ、帰国する頃には次の旅行で食べたいものリストが再び増えてしまうので、ソウルへの旅行間隔が短くなってしまうのが悩みの種、とナツコ。

おすすめ店をこっそり紹介

最後に、ナツコが最近訪れたおすすめ店を紹介。
1軒目は『肉統領』。ブランド肉として知られる済州島の黒豚を炭火で味わえるのが特徴。サムギョプサル(三枚肉)とオギョプサル(五枚肉)の食べ比べがおすすめです。そして2軒目が、ソウルに行ったら毎回訪ねてしまうという、本当は教えたくないお店『江南麺店』。狎鴎亭(アックジョン)にある本店のカルビチム(骨付きカルビ)は絶品です。甘辛のタレに長時間漬けてほろほろになった骨付きカルビがとろけるそう…。そのほか、甘辛タレの付いたヤンニョムチキン、トッポキの後に麺を投入する“ラポッキ”(ラーメン+トッポキ)などB級グルメに、日本よりライトな韓国ビールを合わせて楽しむのも欠かせないとのこと。

近さと、親しみやすさ、そして何よりもグルメが充実したソウルに行かない理由が見つかりません。次は何回目のソウルになるのか、数えきれない、とナツコ。最新情報をアップデートしに行く日も近いはずです。


※情報は、発行前日の情報をもとにトラベルズー編集部が独自にリサーチしたものであり、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
※写真はイメージです。

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