家族で楽しむ“暮らすように旅する”ロングステイ 渾身の香川&周辺満喫旅 小豆島・直島編

小豆島・エンジェルロード トラベルズー編集部撮影
小豆島・エンジェルロード トラベルズー編集部撮影
2023/05/17

さて、香川・高松に6連泊した編集部体験記「"アンパンマン"だけではもったいない!家族で楽しむ“暮らすように旅する”ロングステイ 渾身の香川&周辺満喫旅」の小豆島・直島編です。前日は、アンパンマン列車乗車などを楽しみましたが、せっかくの瀬戸内海周辺の滞在ということで小豆島と直島、2つの島も日帰りで訪ねてみました。

旅行日程
・1日目 淡路島経由で到着
・2日目 アンパンマン列車乗車&こんぴらさん参り
・3日目 小豆島観光
・4日目 さぬきこどもの国&しろとり動物園
・5日目 四国水族館&岡山・倉敷
・6日目 直島観光

■カーフェリーで車ごと小豆島へ

小豆島、島とは言ってもかなり広く瀬戸内海の島のなかでは淡路島に次いで2位。沖縄・宮古島と同じぐらいの広さです。行きたいところを地図でチェックしてみると、車のほうが圧倒的に便利なよう。ただしカーフェリーとなると、普通の運賃に加えて車両運賃が片道6,330円かかるため(車両サイズ5m以上6m未満の場合)予想外に痛い出費に。大人1人の運賃は700円なので、車1台の運賃はその2倍ぐらいかな?と甘く考えていました…。とはいえ、車がないと行けなかった場所も多かったので、結果としてはカーフェリーを利用して正解でした。

今回は高松から日帰りで訪ねたので、観光ルートは…

高松港 → 池田港 → 瀬戸内国際芸術祭のオブジェ「オリーブのリーゼント」 → 道の駅小豆島オリーブ公園 → 小豆島オリーブ園 → こまめ食堂(昼食※要予約) → 銚子渓自然動物園おさるの国 → エンジェルロード → 土庄港 → 高松港

はじめてカーフェリーを利用したため、高松港で驚いたのがフェリーの乗船〆切時間。7:20発の土庄港行きのフェリーを目指し、6:40ごろ高松港に到着。すると、6:50発の池田港行きのフェリーがまだ受付をしており、1本早いカーフェリー乗船することができました。

★小豆島へカーフェリーで行く際の注意点…
高松港から小豆島行きには2つのフェリーがあり、土庄港行の小豆島フェリー株式会社、池田港行の国際両備フェリー株式会社。どちらのの航路も旅客運賃・車両運賃は同じで、旅客運賃700円、普通車運賃6,330円、支払いは土庄港行フェリーは現金のみで、池田港行フェリーは現金のほか、クレジットカード・電子マネー決済も利用可能でした。
乗船予約は車のみ可能で早朝の時間帯は予約不可です。予約時間より早めに到着した場合は、同じフェリー会社の場合には1本早いフェリーに空きがあれば振り替えてくれます。乗船時間は、高松港~土庄港・池田港行フェリーともに約1時間です。
土庄港と池田港の距離はおよそ6km、車で約15分ほどとなり、場所は異なるので注意が必要です。
車を載せずにフェリーで小豆島へ行く場合には、高松港内に駐車場はないため、高松駅周辺のコインパーキングに停める必要があります。
瀬戸内国際芸術祭のオブジェ「オリーブのリーゼント」 トラベルズー編集部撮影

■車・レンタルサイクルなしで直島観光

一方、直島へは車を利用せずに、往路は高速船(車両積載不可)で復路はフェリー(車両積載可能)を利用しました。直島はコンパクトな島だということと、主に観光したかった場所は「ベネッセアートサイト直島」で一般車両・自転車が乗り入れ禁止となっていたため、バス利用で直島を散策しました。

直島へは、四国汽船のみフェリー(1人550円)と、高速船(1人1,220円)を運行しています。小豆島と異なり、運行本数がとても少ないので日帰りをする場合には時刻表を予め確認する必要があります。

日帰りで訪ねたので、観光ルートは…

高松港 → 宮浦港 → 宮浦エリアの「赤かぼちゃ」や直島銭湯「I♡銭湯」など見学 → 本村エリアの家プロジェクトなど外観見学 → ベネッセハウス ミュージアム → 地中美術館(※オンライン予約要) → 宮浦港 → 高松港

連休だったこともあり、島内を巡るバスもベネッセアートサイト内を巡るシャトルバスも臨時便が出ており、スムーズに動くことができましたが、失敗したのは、宮浦エリア~本村エリアの移動。朝早いフェリーに乗船したため、次のバスの出発まで1時間ほど時間があり、宮浦港から本村エリアまで歩くことにしました。Google Mapで調べたところ、徒歩27分と出たので「これはいける!」と歩き出しましたが、半分以上は緩やかではあるものの登り道。一部歩道がない部分があったりと、子連れで歩き出したことを後悔しました。
途中、3歳の娘も「もう歩けない…」と言うので抱っこをしながら歩き、なんとか本村エリアに着きました。今回、小さい子どもがいるのでレンタサイクルは無理だな…と最初から諦めていたのですが、実はチャイルドシート付きの電動自転車も借りられることがあとからわかり、予約をしておけばよかった…!と大後悔でした。直島は坂道もあるので、電動自転車での移動が一番効率が良さそうです。

ベネッセアートサイトのシャトルバスの拠点となる、「つつじ荘」のバス停までは本村エリアから町営バス(1回100円)で移動。1台目が満員のため少し後から来た2台目に乗車しました。連休や週末などはフェリーの到着に併せて臨時便も出るようです。

★ベネッセアートサイト直島 見学の際の注意点…
見学の際には事前予約が必要な箇所が3カ所あり「地中美術館」、「杉本博司ギャラリー 時の回廊」、「家プロジェクト「きんざ」」。予約の詳細については、公式サイトにて紹介されています。当日券がある場合もありますが、私が訪ねたのが連休だったこともあり、当日は満員となっており、美術館の前まで来て予約が必要なことを知り、諦めて帰る人も多くいました。2か月ほど先まで予約が可能となっており、(5/31時点で予約が可能なのは7月の予約まで)予約のキャンセル受付は予約時間の1時間前まで、かつ無料となっているため、直島を訪ねる計画をする際には早めに予約をしておくことをおすすめします。
直島・宮浦港の「赤カボチャ」 トラベルズー編集部撮影

今回は高松を拠点としていたため、小豆島も直島も日帰りでの観光となりましたが、どちらの島も見どころが多く、次回訪ねる際にはそれぞれ1泊したいと思いました。


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Shihoko Akahira:
旅行会社勤務時代には国内・海外旅行のツアーを企画し、添乗員として29か国をアテンド。ワーキングホリデーでカナダの現地ガイド経験や、アメリカ横断旅など海外経験はいろいろな、1児のママ。お気に入りの国はフランス、好きな街は地元・青森。青森のおすすめグルメは、味噌カレー牛乳ラーメン。


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