お得な“旅ガチャ” JR東日本「どこかにビューーン!」12月サービス開始

JR東日本が以前より告知していた新幹線を利用する新たな旅の提案「どこかにビューーン!」がついに12/7に開始されました。トラベルズー編集部では、公式サイト内でランダムに表示された駅を使ってどんな旅ができるかをリサーチ。“予期せぬ幸福な偶然”に出会いたい人は要チェックです!
■「どこかにビューーン!」概要
「どこかにビューーン!」はJR東日本が12/7に開始した新たなサービス。その特長は下記。

今までJRE POINTを使って最大24,220ポイント必要(出発駅から到着駅までの距離により異なる)だったところ、わずか6,000ポイントで往復の新幹線指定席と乗車券が手に入ることに。旅先を選ぶことはできないものの、申し込み時に表示される4つの駅のいずれかになるため、ある程度の予測は可能。通常の旅行のように“行きたい場所”を選ぶ旅のスタイルではなく、“普段なら訪れない”場所を訪れ、その“予期せぬ偶然”を楽しめる魅力的なサービスです。
実際の予約方法や条件などは「どこかにビューーン!」公式サイトが最もわかりやすいため、ここでは説明しませんが、ランダムに選ばれる対象駅は下記となります。

秋田新幹線、東北新幹線、山形新幹線、北陸新幹線、上越新幹線の停車駅が対象となっており、新青森や盛岡、仙台、新潟、越後湯沢、長野など有名な駅から、さくらんぼ東根や二戸、古川、安中榛名など、ユニークな駅まで揃っています。
■実際どんな駅が表示されるのか?
トラベルズー編集部で試しに公式サイトを利用してみたところ、下記の4つが表示されました。

駅名のほか、駅までの所要時間やどのような観光地やグルメがあるのかの記載があるのは、旅心をくすぐる素敵なアイデア。でも、上田と新白河、越後湯沢はある程度場所や観光地は頭に浮かんだものの、村山駅は実際どんなことができるのか気になるところ。そこで、各駅毎に1つずつ観光地をリサーチしてみました。なお、上記4つの駅は再検索することで新たな4つの駅にリフレッシュすることが可能です。
■実は名湯「銀山温泉」が近かった村山駅

村山駅をGoogle mapで確認し、場所は山形県内であることがわかりました。周辺はどんなところなのか気になったのでさらにストリートビューを活用したところ、そこは“新幹線が停まる駅”なのかと一瞬疑うほど(良い意味で)、のどかな風景が広がっていました。しかも、調べられる範囲で出てきたホテルは駅前の『村山西口ホテル』のみ。これは「旅は一期一会を楽しむもの、行けばなんとかなる」という私の旅心をくすぐってやまないエリア! 歩いて行けそうな範囲には「東沢バラ公園」があるようですが、冬に行ったらどんな景色になっているのか、想像力が掻き立てられます。ただ、積雪が気になるポイント…。冷えた身体をどこで温めるか、重要です。さらに深堀して調べると、車で約40分の場所にあの「銀山温泉」があることを発見。タクシーを使うことになりそうですが、冬の銀山温泉の風景は非常にノスタルジックで魅力的。村山駅になったら訪れるべきエリアですね。※なお、タクシー代を節約するなら村山駅からJR奥羽本線を利用して約14分で大石田駅までアクセスでき、大石田駅から銀山温泉は路線バスが出ているので、公共交通機関を利用するのもありです。
■城下町の面影を残す上田駅

上田駅周辺には、安土桃山時代に真田正幸によって築城された「上田城」や、城下町として発展を遂げ、今もその面影を残す「北国街道 柳町」などがあります。街道を歩けば、創業約350年、女性杜氏が醸している蔵元「岡崎酒造」があったり、武田味噌醸造に隣接する直売店「菱屋」、信州そばを味わえる「手打百藝 おお西」、明治時代の呉服屋をそのまま利用した喫茶店「森文」など、過去と現代が交差する観光を楽しめます。また、細田守監督作品「サマーウォーズ」の舞台・モデルとなったことでも知られており、中心部を離れればのどかな田園風景も広がっています。上田駅から丸子温泉郷までバスが運行されているなど、宿泊場所も豊富なのもポイントです。
■2022年夏、注目を浴びた白河エリアの新白河駅

2022年夏、仙台育英が夏の甲子園で優勝し、「白河の関越え」という言葉を聞いた人も多いのではないでしょうか。そう、新白河駅はまさに“東北地方の玄関口”と言われる「白河の関」があった白河エリアに位置する駅(関自体があった場所は駅から車で約20分の山間部)。駅周辺には名物である白河ラーメンを食べられる飲食店があるほか、JR東北本線を利用して約3分の場所にある白河駅は、1921年に改築された駅舎が利用されており、大正時代のレトロな雰囲気を楽しめるのがポイント。また、白河駅まで移動することで、南北朝時代に築城されたと言われる「小峰城跡」まで歩いてアクセスでき、三重櫓を登ればのどかな白河エリアの風景を眺めることができます。
■言わずと知れた温泉&スキーリゾートエリアの越後湯沢駅

4つの駅の中でおそらく最も訪れたことがある人が多い駅ではないでしょうか。米どころ新潟のなかでも温泉やグルメ、スキーなどを周辺で楽しめる駅として人気を集めており、駅中には新潟県内の様々な日本酒を試飲できる(有料)「ぽんしゅ館 越後湯沢驛店」あるほか、「苗場スキー場」などのレジャースポットへ駅前からバスが出ているのもポイント。また、温泉を愉しめるホテルや旅館なども周辺には多数あり、越後湯沢が選ばれたら温泉、雪、グルメと3拍子揃った旅が実現します。※ほかの駅に比べたら、“予期せぬ偶然”要素が少なめになるかも?
実際トラベルズー社内でもすでに利用を開始した者もいるほどお得なサービス(ちなみに長野駅になったそうです)。日々の生活や定期券購入などでJREポイントを貯めることができるので、今から計画をたててみてはいかがでしょうか。
記事の担当者プロフィール
ミッキーのパーカーがよく似合う?元クルーズ添乗員の雨男。趣味は日々一喜一憂ビットコインと猫動画。最近は都内ホテルでのランチ、サウナ、さくっと1泊2日のシティ旅行にはまっているほか、先日富山を訪れた際の寿司の味が忘れられず、再訪の機会を伺っています(2022年12月に金沢旅行ついでに富山・氷見へ行ってきました!旅の詳細はまた後日アップ予定)。宿泊して感動したホテルは、『アンダーズ東京』、『ザ・ブセナテラス』、『箱根 翠松園』。お気に入りのランチ先は『ザ・ペニンシュラ東京』の「ヘイフンテラス」。海外で最も印象に残ったのはインド。次いでホーチミンで食べたビーフシチュー味のフォー。クルーズ中のノルウェーのフィヨルドの絶景も捨てがたい…。
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