全国旅行支援4月以降継続、編集部の「狙い目」は? 利用の注意点

2023/03/26

トラベルズー編集部スタッフが「旅」に関する質問に全力で回答する「編集部に聞きました」シリーズ。今回は、多くの都道府県で4月以降も延長が決定した全国旅行支援についてです。トラベルズー編集部スタッフは実際に予約したのかを含め、延長利用分に関する注意等を聞きました。

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・山梨県、神奈川県、静岡、佐賀県と、これまで既に4県で全国旅行支援を利用しましたが、個人的な選定ポイントと思っているのは①地域クーポンは電子クーポンで、アプリ決済が可能か②参画施設数③自宅から気軽に行ける距離か否か(電車で2時間以内)の3つ。①に関してはお釣りの計算やクーポン紛失を気にする必要がなく、②は参画施設数は県毎にばらつきがあり利用に制限があると感じたことがあったため。③は2023年以降の全国旅行支援では割引率が下がったことを含め、「交通付き旅行商品」と「宿泊のみ」の割引上限額の差が狭まり、ホテル単体の予約は自由度が高く恩恵を受けやすいのがそれぞれ理由になります。また都道府県によっては独自の上乗せ施策を行っているところもあるので、そちらも注目してみてください。(Yoichi Taguchi)

・1泊2日のサクッと子連れ旅で行きたいのが和歌山県・南紀白浜です。関東からだと和歌山は遠いイメージがありますが、羽田~南紀白浜は飛行機で1時間ちょっとの距離です。そして南紀白浜空港周辺におすすめスポットが凝縮されているのがポイント。下記のおすすめスポットはどこも南紀白浜空港から車で約10分で行くことができます。
 ■アドベンチャーワールド:動物園、水族館、遊園地があり、とにかく広いので一日楽しめます。
 ■とれとれパーク:市場、宿泊施設、温泉施設などがあるので、こちらで食事、宿泊するのがおすすめです。
 ■白良浜:「日本の快水浴場百選」にも選ばれており、透明度が高いとても美しいビーチなので、必見です。
現地での移動時間が少なく済むので、子連れ旅にぴったりです。(Maki Iseda)

・2020年に開始された「Go to トラベルキャンペーン」から、割引条件や割引額が変わった「全国旅行支援」も含めて、国内の旅行需要喚起施策の実施は今年でなんと3年目。個人的にも利用させていただき、箱根や富山、金沢旅行、都内や神奈川ホテル泊など様々な旅行体験をしてきました。あくまで予測で保証はできませんが、「予算上限に達しそうだ」という声も聞こえてきており、今回の延長が最後なのでは?と考えています。沖縄・北海道など人気エリアはとくに予算上限に達するのが早いことも予測されるので、最後の締めくくりはわかりやすい観光地ではなく、東海道新幹線「新富士」駅や「掛川」駅、山形新幹線「天童」駅や「さくらんぼ東根」など、まだ降りたことの無い駅を訪れる旅行をしてみようかなと思案中です。(Keisuke Sato)

・全国旅行支援の延長はありがたいの一言です。昨年家族でホテル宿泊に利用した際には、有料の子供も割引対象で、さらにクーポンも人数分いただけたので、家族トータルで考えるとかなりの割引額になりました。なお、お得になった分、夕食のドリンクや土産の購入の際に財布のひもが緩み、結果的には多少なりとも、宿泊したホテルへの貢献ができたのではないかと…。全国旅行支援が延長されることで4月上旬の春休み期間の駆け込み宿泊もできそうなので、このお得な機会を逃さぬよう、チェックを続けていきたいと思います。(Shino Tanaka)

・子供が春休みに入り、色々お出かけを計画していたなかで4月以降も延長になったのは、家計の財布にはありがたい限りです。子供たちの希望で、いちご狩りの日帰りツアーと、テーマパークへの1泊2日旅行を計画しています。旅行代金や宿泊代金が安くなるのはもちろん嬉しいですが、旅先で使えるクーポンが子供たちも含めた人数分もらえるのも大きいですよね!延長期間は、都道府県によってばらつきがあるため事前にご確認ください。(Hideomi Kiyose)

・受付開始時期や、終了時期、ホテル直接予約がOKか旅行会社等からの予約のみか、など、今までの支援施策のなかでも今回の延長は各自治体による違いが一番大きいなと感じています。また、6月末までの延長としている自治体が多いですが、ゴールデンウィーク期間は対象外なのも注意です。個人的に狙っているのは、離島の宿泊施設利用の場合、最大3,000円の割引上乗せとなる独自施策も継続した鹿児島県。島旅コレクションを増やしたいなと思います。(Ai Yasuda)

--終了期間&対象外期間に注意

・延長された全国旅行支援、気をつけなければいけない点のひとつは終了期間。延長前同様に「支援金額が予算に達した場合」終了、というのは各都道府県共通のようですが、さらに都道府県によってあらかじめ設定されている終了日に差があります。例えば私の場合、沖縄・宮古島か北海道・トマムどちらかへ7月に行きたいなと計画中なのですが、沖縄の場合7/20宿泊分までが対象ですが、北海道の場合は7/14宿泊分までが対象となります。7月の3連休(7/15~17)を絡めた旅行を検討していたため、この旅行期間の場合北海道は対象外になってしまいます。対象期間かと思い予約をしても、実は県によって異なるということがあるため、事前に確認することをおすすめします。(Shihoko Akahira)

・4月以降の全国旅行支援は全国的にゴールデンウィーク期間が対象外。4/29(土)~5/7(日)宿泊、5/8(月)チェックアウトの旅行には全国旅行支援の対象外となるため、注意が必要です。よって、休日の谷間にあたる5/1、2も対象外。対象外の日が旅行日程に1日でも含まれている場合は、旅行全体が全国旅行支援の対象外となります。県独自の対象外期間が設けられている場合もあるほか、都道府県によって予約後に「STAYNAVI」への登録が必要になる場合も。引き続き、利用の際には旅行目的地の都道府県が公開している公式サイト等での情報収集が必要です。(Aki Sato)


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